今回はフリーランスの大きな悩み「税金」についてです。

毎年確定申告が近づいてくると、税金の心配がもくもくと出てくるフリーランスの方が多いと思うので、具体的にどんな税金があるのかまとめてみました。

また過去の年収とそれに対して払った金額も紹介しているので、支払いの目安になればと思います。

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フリーランスが支払う税金って色々ある

フリーランスは確定申告が必須なので、いざ計算してみると「税金ってこんなに払うの!?」と最初は結構びっくりします・・・(遠い目

事前にある程度いくらかかるのか把握できたほうが、お金の不安も減って楽なはず。税金の支払いは一度に払う金額も大きいので、目安が分からないと慌てますよね。

というわけでここから先はフリーランスが支払う税金について具体的に説明していきます!

1.所得税

所得税とは?

所得というのは稼いだ収入から、仕事をするためにかかった費用(経費)を引いたものです。そこから控除を引いた課税所得にかかる税金が所得税ですね。

所得税の支払いについて

所得税

所得税の支払いは、現金支払いであれば確定申告期間中の支払いが必要です。ただし口座振替の場合は4月中旬に引き落としになるので、こちらを使う人が多いと思います。

現金を持ち歩かなくていいので、僕の場合は口座振替を毎回使ってます。ちょっと後回しにして精神的な負担を減らす作戦・・・。

所得税の税率は?

日本は7段階の税率に分かれていて、一番安いと5%で、最大だと45%になります。45%ってほぼ半分ですね・・・日本は稼ぐほどそれだけ税金も増える仕組みです。

また各税率には控除額も設定されています(かっこ内が控除額)。控除というのは税金から差し引かれる金額のことです。

195万円以下 5%(0円)
195万円を超え 330万円以下 10%(97,500円)
330万円を超え 695万円以下 20%(427,500円)
695万円を超え 900万円以下 23%(636,000円)
900万円を超え 1,800万円以下 33%(1,536,000円)
1,800万円を超え 4,000万円以下 40%(2,796,000円)
4,000万円超 45%(4,796,000円)

2.復興特別所得税

復興特別所得税とは?

この税金は東日本大震災の支援のために始まった税金で平成49年まで支払うことになっています。49年ってまだまだ先・・・。復興のために使われる税金なので、大事なものですね。

復興特別所得税の支払いについて

所得税の支払い時にセットで納税します。別々に払うわけじゃないので、支払ってなかった!なんてこともないと思います。

復興特別所得税の税率は?

この税金は、対象となる所得税率に102.1%をかけたものが所得税と復興特別所得税の合算値になります。

例えば所得税が10%だったら、10.21%ですね。300万円の課税所得があったら、支払う所得税は復興税も含めて計算すると

3,000,000(所得) × 10.21%(税率) – 97,500(控除) = 208,800円となります。

約2%なので微々たる金額ですが、確定申告の時はこれを必ず計算に加えるようになっています。確定申告の申告書にもしっかり書かれているのでお忘れなく。

3.住民税

住民税とは?

住民税は道府県民税と市町村民税をあわせたもので、日本に籍をおいている人が払う税金です。

住民税の支払いについて

住民税

住民税は毎年6月上旬以降に納税額の通知がきます。

6月に一括で払うこともできますが、図のように4回に分割して支払うこともできます。通知書の中に4枚ちゃんと支払い書が入っているので、それを使って支払えば大丈夫です。

住民税の税率は?

住民税は以前は累進課税で、ここからここまでは5%といったように3つに分かれていたんですが、途中から一律10%に変わりました。計算しやすくていいですが、この住民税が結構大きいですね。

単純に言うと課税所得が300万だったら、住民税は30万です。

500万だったら50万…800万だったら80万…増えれば増えるほどインパクトがすごい。住民税と所得税は収入が増えると支払う金額も大きくなるので、税金としての支払いの中ではこの2つが特に金額が多いので注意したいところです。

4.個人事業税

個人事業税とは?

個人事業税は所得税などと違って初めて知った人もいるかと思いますが、特定の70の業種をしている個人事業主が都道府県に対して支払う税金です。

個人事業税の支払いについて

個人事業税

個人事業税は8月に通知がきます。支払い方法は一括か、8月末・11月末の2回に分けた支払いができます。

個人事業税の税率は?

特定の業種で個人事業主をしている場合は3%〜5%の税率がかかります。

この個人事業税は290万円の控除があるので、所得が290万円以下の場合は事業税はかからなくなります。

どういう業種に個人事業税がかかるかは、以下サイトを参考にしてみてください。

東京都主税局 個人事業税

5.消費税

消費税とは?

消費税は普段の買い物でおなじみですが、サービスやものを消費する時にかかる税金ですね。支払う人と納める人が違うので、間接税とも呼ばれます。

消費税の支払いについて

消費税

消費税は3月31日までが納付期限なので、確定申告と同時期ですね。納税義務のある人は各自申告・納税します。

所得税と同じように、口座振替にすれば4月下旬まで支払いを遅らせることができます。

消費税はフリーランスでも払うの?

消費税って個人事業主(フリーランス)でも払うの?と思う人もいると思いますが、条件付きで払わないといけません。

その条件は「2年前の課税売り上げが1000万円以上」ということです。この言葉をもう少しわかりやすくいうと、もし1000万円以上の売り上げがあっても、消費税を納めないといけないのは2年後ということです。

つまり個人事業を開始してから2年間(1年目・2年目)は、そもそも2年前がないため消費税は考えなくていいです。

ただし、その年の特定期間(1月1日〜6月30日)の課税売り上げが1000万円以上ある場合は、その年の分の消費税を払う必要があります。特定期間に売り上げが1000万円を超えてしまうと、2年前とか関係なく課税対象にいきなりなるということですね。

消費税でおさえておきたいポイント

その年の1月から半年間の売り上げ(特定期間)が1000万円を超えない

2年前の売り上げが1000万円を超えない

という2つをクリアしている場合は、その年の確定申告での消費税は気にしなくて大丈夫です。

消費税の税率は?

消費税の税率は現在8%ですね。

平成31年10月からは10%に税率が引き上げられます。消費税がはじまった時は3%だったので、じわじわとあがってきてますね。

6.国民年金

国民年金は20才以上60才未満の人全てが加入するものです。

個人事業主(フリーランス)は国民年金の加入だけだと実際の年金額はすごく少ないので、他の年金に加入する方も多いと思います。

国民年金の支払いについて

国民年金の支払額は固定されているので、変動がありません。

支払いは一括でもできますが、毎月固定額を支払うこともできます。

平成29年4月から国民年金は毎月16,490円となっています。最近は毎年少しずつあがっているので、微妙に変わってくると思います。

7.国民健康保険

国民健康保険はフリーランスなどの個人事業主が主に加入する健康保険ですね。サラリーマンなど企業に属している場合は社会保険となります。

国民健康保険の支払いについて?

国民健康保険は1年分を6月から翌年3月までの計10回で支払います。毎月支払うとしても4月と5月の2ヶ月は支払いの必要がないですよ。もちろん一括でも可能です。

国民健康保険はいくらかかるの?

国民健康保険は国民年金とは違って一律ではなく、収入や家族構成に応じて変動します。

また住んでる都道府県によっても結構差があります。計算方法は所得割と均等割という2つの金額を出して、その合計が保険料となります。この保険料は上限も設定されていますので、収入に応じて無限に高くなるというわけではないです。

僕の場合はざっとですが、課税所得が300万円前後で毎月の健康保険料が4万円ぐらいきたので、文芸美術国民健康保険という保険に切り替えることで保険料を抑えました。

フリーランスが払う税金の年間スケジュール

上で紹介したものの支払いスケジュールをまとめてみましたのでご参考までに。

所得税 3月15日までに申告、口座振替で4月中旬支払い
復興特別所得税 上の所得税と合算して支払い
 住民税 6月・8月・10月・翌年1月に支払い
個人事業税 8月・11月に支払い
消費税 3月31日までに申告、口座振替で4月下旬支払い
国民年金  毎月支払い
国民健康保険  6月〜3月まで毎月支払い

こうやってざっと見てみると、毎月何かしら税金払うことになるんですよね・・・( ;∀;)

毎月の支払いを細かく把握しておくのが面倒な方は、それぞれ一括で払うのがおすすめです。できるだけ1回の負担を減らしたいという方は分割で払うのが良いですね。

あとは車を持っている方だと自動車税、持ち家の方だと固定資産税が加わるかと思います。大体1年間で払う主なものはこんなところでしょうか。



実際に支払った過去の税金額を公開

参考例として、2015年の年収とその時に払った税金を公開したいと思いますので、ひとつの目安にしてみてください。

2015年の年収

2015年(1月1日〜12月31日)は約500万円ぐらいでした。

ちなみに税金などを引く前の金額なので、とりあえず入ってきたお金ですね。ここから税金を払うことになります。

課税対象は?

とりあえず年収から仕事に関わる経費を差し引いた結果、確定申告の課税対象は約350万でした。

税金というのは年収から経費を差し引いた課税対象に対して税金がかかるようになっています。

この年(2015年)の確定申告はまだそこまで細かく経費に計上したという感じではなく、ほんと最低限経費にした程度だったと記憶してます。もうちょっと細かく計上すればよかった・・・と後悔したので、その翌年からはちょっとずつ気をつけました。

実際に支払った税金・保険はどのくらい?

所得税:約20万円

事業税:約4万円

住民税:約30万円

国民年金:約20万円(1年分)

健康保険料(文芸美術国民健康保険):約20万円(1年分)

合計:94万円

控除や住む地域でも若干変わってきますが、僕の場合は100万いかないくらいでしょうか。健康保険については、保険を切り替えたおかげで安くなっています。国民健康保険だったら倍ぐらいの金額になってました。

▼どんな健康保険かはこの記事に書いてます(この保険も最近値上がりしました、つらい…)

クリエイター系フリーランスは、文芸美術国民健康保険組合に入って健康保険料を節約!

こう考えると、全体の収入の約5分の1は税金と保険関係の支払いに充てたことになりますね。何気に多い!

なので500万円の収入があっても、税金を払うと400万ぐらいが残ることになります。収入がさらに増えると、同様に払う税金もどんどん増えます。

税金のことがわかれば、確定申告もこわくない!

税金の知識をふやせば確定申告も怖くない

というわけで、各税金の種類と参考例として過去の支払い例を紹介しました。

税金についてある程度おさえておくと、何にどれくらいかかるのかを把握できるので、じゃあ今ある貯金から税金を引いたら手元に残るのはいくらくらいだな…という風に目星をつけたりできます。

最低限でも覚えておくと、税金の支払いにおびえなくて済むので気持ちも楽です。とはいっても、確定申告は年に1回のことなのでなかなか慣れない人も多いですよね・・・。

フリーランスは会計ソフトを使って、確定申告や記帳の悩みをさくっと解決!

1人で悩みながら確定申告の準備や日頃の記帳をするのが大変な人は、会計ソフトを使うと結構楽になりますよ。今はオンラインで使えるサービスが増えているので、パソコンやスマホからアクセスできて便利です。

今回はその中でも特に使いやすい会計ソフトをご紹介します。フリーランスの面倒な事務作業が楽になれば、もっと仕事に集中できて時間にも余裕ができると思いますよ!

おすすめクラウド会計ソフト freee(フリー)

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すでに80万ユーザーが利用している、人気のクラウド会計ソフトfreeeです。

フリーランスの方向けに「個人向け経理・申告ソフト」というソフトがあるので、これを使うと日頃の経理や確定申告が格段に楽になると思います。

ここがおすすめ!

  • ネットバンクやクレジットカードを連携すると、自動で帳簿付けをしてくれる(手入力の場合も説明付きで簡単!)
  • レシートや領収書をスマホで撮影すれば、簡単に経理処理ができる
  • 質問に答えるだけで、確定申告書類を作成できる
  • スマホ・タブレットのアプリもあるので、時間の空いた時にさっとできる

などなど、便利な機能が盛りだくさんです。

他にも請求書の作成から入金状況の把握などもできるので、事務作業に関することがこの会計ソフト1つで色々できます。またWin/Mac両方の電子申告にも対応しています。

1分動画で便利さがわかる!

1分程度の簡単な使い方動画もありましたので、これを見るとどんな風に楽なのかがわかると思います。

料金は980円から、無料でお試しも可能

有料プランの場合3つのプランがありますが、一番安いプランだと月980円から使用可能です。

試しに使ってみたい方は30日間無料で確定申告書類の作成ができるので、使用感など試してから有料プランを使うか検討するのが良いと思います。年明けから確定申告までの時期にはじめるのにぴったりですね。

アカウント作成もお手軽!

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アカウントの作成も、メールアドレスとパスワードで作れるので取り掛かりやすいと思います。グーグルやフェイスブックのアカウントを使って始めることもできますよ。

日頃の事務作業が面倒で大変・・・と思っている人は、会計ソフトを使って効率アップすると悩みも減ると思います。お役に立てば幸いです!