Illustratorでそのままイラストなど作っていると、ベクター形式なので境目も滑らかでくっきりしてしまいますよね。

それが本来Illustratorの良いところではあるんですが、なんだかちょっとデジタル感が強くなってしまうのが気になることも。違った表現もできないのかな?と思ったことはないでしょうか。

そんな方のためにIllustratorで簡単にハンドメイドのような手書きの雰囲気を出す方法をお伝えします。

作り方

デモとして丸を作って、ハンドメイド風にしてみたいと思います。

図形を配置する

まずは図形などオブジェクトを配置します。今回は塗りのみに色を設定しています。

オブジェクトを配置する

効果を設定する

まず周りのラインが綺麗すぎるとハンドメイド感がでないので、少しふちどりをゆるくしてガタガタとさせたいと思います。

オブジェクトを選んだら、効果>パスの変形>ラフを選びます。

パスの変形の設定

設定はこうじゃないとダメ、というものはないですがサイズは2pxなど小さめに、詳細を40〜50inchぐらいにするのがおすすめです。

パスの変形を設定したあと

パスの変形をするとこのように、フチが少し細かい波打ったようなゆるさが出て、手書き感が出ました。

マスクを使ってムラを出す

さらに塗りの部分の色合いも平坦だと、手書き感がなくなってしまうので手で塗ったようなムラを出したいと思います。

塗り直したりするのは大変なので、この塗りの設定を活かして加工してみたいと思います。

まず加工するための画像を用意します。画像はもやもやとしたムラのあるものだったら何でも大丈夫です。今回は雲の写真をモノクロにしたものを使ってみます。

その写真をオブジェクトの上に重ねます

画像をオブジェクトの上に重ねる

重ねたら、オブジェクトと画像を両方選んで、透明パネルの「マスク作成」をクリック(透明パネルが出ていなかったら、ウィンドウ>透明でパネルを表示できます)

透明パネルでマスクをかける

そうすると画像の濃淡に応じてマスクがかかりムラのある見た目に仕上がります。

マスクをかけたあと

覚えないといけない操作自体はパスの変形と透明マスクの2つなので初心者の方でもできると思います。

イラストやキャラクター作成に役立つ

アイコンを使った加工例

アイコンなども同様に加工するとこんな風に少しハンドメイドな質感が出て雰囲気が変わりますよ。ちょっと周りの線がにじんだような風にも見えますね。

キャラクターデザインなどはこういったふちが震えたような加工がされていることがよくあるので、ハンドメイドな質感に仕上げたい時はぜひ試してみてください。

似たような表現でハンコのようなかすれた表現もハンドメイドだとよく使われているので、こちらもおすすめです。

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