今回はPhotoshopで写真を古めかしいヴィンテージ写真に仕上げる方法をご紹介します。

雑貨とかでもちょっとレトロな感じのものとか流行ってますよね。Webデザインでも結構好まれているテイストだと思います。

なるべくPhotoshopの既存機能でできる方法でやってみたいと思います。ではどうぞー。

1.写真を用意してスマートフィルターに変換

とりあえず写真がないと始まらないので、加工したい写真を用意します。今回picjumboさんからお借りしました、感謝。

Photoshopでヴィンテージ写真を作る

ヴィンテージ加工になるので、写真自体もあまり近代的なものが写ってないもののほうが良いです。高層ビルとかiPhoneの写真をヴィンテージにしても違和感ありまくりなので…どうみても21世紀だよねみたいな。

2.色調や彩度を整える

まず通常の写真だと色合いが鮮やかなので、写真に応じて色調や彩度を変えていきます。

写真のレイヤーを選んだ状態で、右下にある調整レイヤーのアイコンから調整していきます。

Photoshopでヴィンテージ写真・色相彩度を変更

 

今回この写真では「自然な彩度」「カラーバランス」の2つを使いました。今回設定はこんな感じにしました。

Photoshopでヴィンテージ写真・色調と彩度を整える

ちょっと暖色系の色にするために、カラーバランスは赤や黄色を強くしました。

この設定に関しては写真ごとに変わってくるのと、「こうじゃないとだめ!」というのはないので好みで変更していただいて構いません。ただしヴィンテージやレトロな雰囲気の場合、基本的に彩度を落とすのは必須だと思います。色味が派手だとレトロな印象ではなくなります。

色を変更することで、こんな風になりました。これをするだけでもちょっと古めかしい印象に。

Photoshopでヴィンテージ写真を加工・色味変更後

3.写真をぼかす

古い写真はくっきりはっきりは写ってないので、鮮明な写真をちょっとぼかしていきます。

写真そのものをぼかしてしまうと、失敗した!という時の編集が面倒なので写真をスマートフィルターに変換します。

写真のレイヤーを選んで、フィルター>スマートフィルター用に変換を選びます。できない!という場合は、写真レイヤーを一度ラスタライズしてからだったらできると思います。

スマートフィルターに変換が終わったら、フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)で実際に写真をぼかしていきます。加工すると、レイヤー構造がこんな風にスマートフィルターにぼかしがかかる状態になるので、編集が楽になります。

再度ぼかしの度合いを変えたい場合は、「ぼかし(ガウス)」と書いてある部分をダブルクリックするとまた設定画面が出てきますよ。

Photoshopで写真をヴィンテージ加工・スマートフィルターを使う

実際にぼかしをかけるとこんな風になりました。今回は設定を0.5pixelにしていますが、これも好みで変えてもらって大丈夫です。ちょっとぼやっとなりましたね。これだけでもさらに古い印象に。

Photoshopでヴィンテージ加工・ぼかしをかける

4.写真にノイズをかける

さらに、写真を古くさせたいので、今度はノイズをかけます。ぼかしの時と同様に、写真レイヤーを選んだあとにフィルター>ノイズ>ノイズを加えるから設定します。

ここでは設定を8%にしました、これもお好みでいいです。ノイズを少しかけると写真にざらざら感が出て、より雰囲気が出ます( ・∀・)

Photoshopでヴィンテージ加工・ノイズを入れる

5.全体に褐色のレイヤーを重ねる

このままの状態でも十分古さは出ますが、さらにヴィンテージ感を出すために全体を茶色っぽい色にしておきたいと思います。色調変換でもいいんでしょうが、レイヤーを重ねたほうが個人的にわかりやすいのでこの方法で。

新規レイヤーを上に重ねて、編集>塗りつぶしで色は茶色とか赤茶色系の色を重ねます。

Photoshopでヴィンテージ加工・上に茶色のレイヤーを重ねる

その塗りつぶしたレイヤーを「焼き込み(リニア)」にして、その後レイヤーの透明度を変えて色味を調整します。焼き込み(リニア)だと全体的にバランスを保ったまま茶色っぽくできるのでこれが良いと思います。

Photoshopでヴィンテージ加工・レイヤーを焼き込みにする

Photoshopのブレンドモードについても別記事で紹介してますので、よければご覧ください。

Photoshopのブレンドモードがよく分からない人のための手引き その①

ここまで加工すると、写真はこのようになりました。さらに古さが出ましたね。

Photoshopでヴィンテージ加工・全体を茶色っぽく仕上げる

6.写真のかすれやキズを表現する

ここまできたら、あとちょっとです!(長くてスイマセン…)

古い写真によくある、写真のかすれやキズを表現したいと思います。

かすれを出すための素材をネット上で探してもいいんですが、これがなかなか見つからない、という場合もあるので自作でできる方法を書いておきます。

かすれ・キズを表現するための素材の作り方(なるべく簡単な方法)

1. 新規レイヤーを作成
2. ブラシを「ソフトメカニカル」で色を黒にして全体を塗りつぶす(ほんの少し塗り残しを作る)
3. ブラシを「ドライメディアブラシ」の「鉛筆コンテ(他でも可)」を選んで、色をグレーにしてキズを書く

練習用として、作ったものをあげておきます。下の画像は自由に使っていただいて大丈夫です。

Photoshopでヴィンテージ写真・加工素材サンプル

作ったレイヤーを一番上に重ねて、「覆い焼きカラー」を選びます。

覆い焼きカラーを選ぶと、黒いところはそのまま残り、色が薄いところが白とびしてかすれやキズがあるような表現ができます。

ヴィンテージ写真完成!

実際に加工後の写真はこのような感じになりました。

Photoshopでヴィンテージ加工・アフター

元写真と比べてみても、全然違うのがわかると思います。並べてみると、元の写真がすごい鮮やかに見える・・・。

Photoshopでヴィンテージ加工・ビフォーアスター

あれこれ素材を使って加工するやり方ではないので、コツをつかめば誰でも可能だと思います。

写真加工に役立ったら幸いです!!

▼Illustratorでかすれた表現をする方法も紹介してますので、こちらの記事もどうぞ

Adobeイラストレーターでグランジ(かすれ)を表現する方法