LINEスタンプを自分で作成して、申請・販売した時の体験談をまとめてみました。2017年に一部加筆修正しています。

この記事を最初に公開したのはLINEスタンプが開始された年(2014年)だったんですが、当時は応募が殺到していて、審査にすごく時間がかかったところがものすごく待ち遠しかったです。2017年現在は審査もだいぶ早くなって、それにアニメーションスタンプなども出ましたね。

実際にLINEスタンプを作成して販売に至るまでの流れを書いたので、これからスタンプ作るよって人はぜひ参考にしてみてください!

LINEスタンプ制作開始まで

LINEスタンプが個人でも作れる!という情報は事前に知っていましたが、個人で作ったものがほんとに売れるのかな?という気持ちがあったので、まったく手を付けていませんでした。実際に発売されてから、ちらほらと制作者のブログ記事を見かけましたが予想以上の売り上げがあったようですね。1万円以上が6割ってすごいですねぇ。

人気スタンプの売上は平均470万-「LINE Creators Market」の販売実績を公開

発売開始直後は販売数が少ないため、どのスタンプも目立ちやすいのである程度売れやすい環境が整っていたのもあるとは思いますが、需要はあるということは確認できたので試しにやってみようと思い立ちました。

販売スタンプ数が増えると、全体的にどのスタンプも埋もれてしまうので最初のようなスタートダッシュは難しかったです。早く作ればよかった・・・( ;∀;)

どんなLINEスタンプを作るか考える

売れているものの簡単な特長

人気のラインスタンプを見ていると、動物(ねこ・うさぎ等)などの白くて丸いものや、「もっと私にかまってよ!」のようなコンセプトそのものがネット上で話題になったものが目立ちました。でも今からねこ・うさぎを作っても、きっと他と大量にかぶる。かといってネット上で話題になるものを狙うのも一か八か、になってしまいます。

なのでまずは「白くて丸い」「かわいい」という視点で他のものは作れないかと考えました。

その時におばけのイラストは以前作ったことがあるので、あれなら白くて丸い、作りようによってはかわいい見た目にできる、そして何より1セット40個作らないといけないという点を考えて「作りやすい」という部分が一番の決め手になりました。

自分にとっては最初の時点ではとにかく完成させて申請する、というのを目先の目標にしました。

ベースになるキャラクターを作る

基礎となるキャラ作り

オバケのキャラクターを作るにあたって、見てすぐオバケと分かる典型的な形にするつもりでしたが、なるべく他とかぶらない個性が出て、なおかつ視認性を良くするためにシンプルな線で作られたキャラにしたいと思いました。

目はシンプルに小さな丸、少し目の距離を離すことでかわいさとキャラクター感を出しました。口はシンプルな線だと、個性が出にくいのとキャラクターが全体的に真っ白になってしまうので、たらこ唇にすることで色を使えるようにしました。表情を出しづらい代わりに、動作で色々な表情を出すために手が必要になったので付けてみました。

ここまで作って、もうひとつアクセントになるものが欲しいなーと考えましたが、服を着せたりするとオバケの形(ライン)が見えなくなってしまうため、何のキャラクターなのか伝わりにくいのでこの案はボツ。

ラインを崩さず、アクセントになるものはないかなと考えた時に以前鳥にちょんまげを付けたキャラクターを作ったことを思いだして、このオバケにもちょんまげを付けてみたらオリジナル性が出てしっくりきたので採用しました。

海外でも発売されることをふまえて、ちょんまげを付けることで日本らしさが出るため、日本やサムライが好きな海外の人にも気に入ってもらえるかな?とも思いました。ひとまず、ここで基礎となるキャラクター「ちょんまげオバケ」が完成しました。ゆるいださかわ感。

LINEスタンプ作成の上での注意点

スタンプ制作時に必要なもの

実際にスタンプを作る時の決まりごとをざっとおさらいすると

  • メイン画像1個(240px×240px)
  • トークルームタブ画像1個(96px×74px)
  • スタンプ画像40個(最大370px×320px)

ということですね。ここは必須なので抑えておかないと審査通らないです!

メイン画像はストアで表示される画像、トークルームタブ画像は実際にスタンプを使う時に画面下に出てくる一覧表示用ですね。スタンプ画像だけは最大を超えなければ、それ以下でも良いみたいです。

他の基本的な注意点としては、背景を透過で作ってpng画像にすること、スタンプ画像は周りを10pxほど余白を作ること、暴力や犯罪を助長させるようなスタンプはNGになりやすいということでしょうか。

未成年のラインユーザーも使用することを踏まえて作れば、大丈夫だと思います。それとスタンプはイラストを作らないとだめです、写真はNGです。

初めてスタンプを作る場合は、制作ガイドラインを一度読んでおいたほうが良いですよ。再審査をすることになると時間もかかるので、一発OKを狙いましょう。

LINEクリエイターズマーケット 制作ガイドライン

実際にLINEスタンプを作成してみる

注意点を踏まえて、実際にスタンプを40個作っていきます。

はじめて作るのと、あくまで有料スタンプのため使いやすくないと意味がないと思ったので、会話の中で使いやすいものを中心に作りました。例えばこんな感じです。

ラインスタンプで使えそうな基本例

その他にも、キャラクターとしての日常が垣間見えるようなものも全体の1割程度入れることで、個性が出るようにしました。また線をちょっと手書き風にすることで、素朴な雰囲気が出るようにしました。

その他、あまり他では作られていない「スマホの充電が切れそう」といった細かいアイデアも入れています。また子供おばけや、猫といった別のキャラクターを部分的に加えることでメリハリをつけました。

ちなみにちょんまげを付けているので、刀も部分的に持たせたいなーと思いましたが、刀を持たせると規約でNGになる可能性も考えて入れるのは控えておきました。

制作ソフトに関して、今回のLINEスタンプはAdobeのイラストレーターで作成しました。パスで作ったほうが色々と調整しやすいのと、イラレは使い慣れてるので制作の面でも時間短縮になりました。

人によってはエクセルで作ったり(すごい・・・)、違うグラフィックソフトで作ってる人もいるようですね。いずれにせよスタンプとして制作できるのであれば、何を使うかは人それぞれ自由で良いんじゃないかなーと思います。イラレやフォトショで作らないと売れない、というわけではないです。

作成期間と気をつけたこと

制作期間はだいたい4日ほどかかりました。シンプルな線で作っているので、あまり時間はかけていません。どちらかというと、ひとつひとつのスタンプをどう表現するか、の部分を考えるのに時間がかかりました。

それと海外でも販売されることを踏まえて、なるべく日本語(文字)をスタンプ内に入れないようにしました。

文字を入れないことによって、例えばおじぎをしているスタンプは元々は「ありがとう」の意味で作ったものですが、その他にも「お願いします」や「ごめんなさい」といった場合にも使うことができます。文字を入れないことによって、ある程度自由な使い方ができるのはメリットだと思います。

LINEスタンプ作成後、実際に登録申請してみる

スタンプを登録してみる

全て作り終わったところで、登録を済ませました。クリエイターズマーケットでアカウント登録を済ませると、マイページにログインすることができるので、そこで作ったスタンプを登録します。

ちなみにスタンプ登録前にアカウントの設定や振込先情報を登録しておかないといけないようです。

マイページの新規登録ボタンを押すと、スタンプ情報の入力画面が出てくるので、チェックマークの入った必須項目は必ず入力します。ちなみにタイトルとスタンプ説明文は英語が必須なので、大体の人が英語・日本語の2つ入れておく必要がありそうです(日本で販売するでしょうし)。

スタンプ画像の登録をする時は、画像のまま個別に登録しても良いですが、zipファイルに圧縮してまとめてやる方法もあるので、やりやすい方法で登録します。

ちなみに今回はzipファイルでまとめてやりました。zipファイルでアップロードする場合は、ファイルを20MB以内にしたり、画像の名前の指定がありますが、ちゃんと手順を踏めば簡単です。

LINEスタンプ登録後、ステータスが審査待ちに

スタンプ登録後の管理画面

登録が終わったら、登録されたスタンプのステータスが「審査待ち」の状態になります。

無事登録を終えたは良いものの、これからが長かった・・・。ちなみに登録した時点でスタンプIDが25841でした・・・すでに2万超えているということですね。

登録する人多すぎ!と思いつつも、だらだら待っててもしょうがないので宣伝するための準備としてこの記事を書いたり、ブログのサイドバーにバナーをはったり、Stampers(スタンパーズ)というラインスタンプのまとめサイトに登録したりして、ちょこちょこと見てもらう機会を増やす準備をしておりました。

その後10日経っても、ステータスは「審査待ち」から変わらず。

スタンプを登録した人の中には、待っても待っても何も変化のない日々にきっとモヤモヤしてる人もいるんじゃ、という気もしました。作ったらなるべく早く発売したいのが登録ユーザーの本音ですが、登録する人が多すぎて運営側が全然間に合ってないのかも?

14日ほど経って審査待ち→審査中に

そして、7/1にやっと審査待ちから審査中になりました。ここまで14日ほどかかりましたね、長い・・・!

ステータスが審査待ちから審査中に。

同月9日に審査中の日付が1回目のアップデート。日付が変わったのを眺めるしかないというこの悲しさよ。

9日に審査中の日付がアップデート

そして2日後の11日に2回目のアップデート(冷静に考えると2回目のアップデートって何なんだと思ってしまう)

2回目のアップデート

さらにさらに、2日後の13日に3回目のアップデート。いつまで続くんでしょうか・・・無限ループ・・・?

3回目のアップデート

そしてついにLINEスタンプが承認!

そしてここからが長く、待っても待っても承認されず。そして本日8月7日にやっと承認の連絡が来ました。

承認の通知がきた!

実際に登録してから、審査が完了するまで約1カ月と20日ほどかかりました。中には2、3か月待たされている人もいるようなので、これでも早いほうなんだろうなぁとは思いますがもうちょっと審査の時間が短いほうがモチベーションを保ちやすいですね。

全体の流れとしては

6月15日(申請)→6月17日(内容訂正のためアップデート)→7月1日(審査中に)→7月9日(審査中アップデート)→7月11日(審査中アップデート2回目)→7月13日(審査中アップデート3回目)→8月7日(承認)

という感じです。1個スタンプ販売するだけなのに長いよ!!!( ;∀;)

そんなこんなで自分でスタンプを作成して販売するまでにこのような道のりがありました。

まとめ:LINEスタンプは作成・販売まで大変だけど、楽しい。

現在世界230ヶ国で発売されるので、どこの国でどれぐらい売れるのか、まったく未知数ですが楽しみでもあります。日本好きの海外の人とかも気に入ってくれるといいなぁ。

どのぐらいの売上が出たのか、またレポートしてみたいと思います。作ったからといって簡単に売れるわけではないですが、自分で考えて作って販売して・・・という流れを味わえたのは良い経験になったしなにより楽しかったです。

というわけで、LINEスタンプを実際に作成して販売するまでの話でした。

▼実際に作成したLINEスタンプはこちら

第1弾スタンプ「ちょんまげオバケ」

第2弾スタンプ「マウスで描いたにゃんこスタンプ」

第3弾スタンプ「マウスで描いたわんこスタンプ」